10月30日からJapan Mobility Show2025が東京ビッグサイトで始まります。
この記事では事前に注目するポイントを記載していきたいと思います。
主に電気自動車で気になるところをピックアップします。
日産サクラ Ao-Solar Extender
日産からは日産サクラのAo-Solar Extenderが発表されました。
日産ブースではなく、Tokyo Future Tour 2035」で展示されるそうなので、ご注意ください。
これは日産サクラの屋根に太陽光パネルを取り付けることで、走行用バッテリーを充電することができるというもの。
名前の通り、青空駐車中に充電するということが可能になりケーブルの接続も不要で無駄なく効率的にできるというものです。
また、画像にある通り、前方にパネルをさらに拡張することで最大500Wまで発電可能ということで、夏の天気がいい日には4時間で2kWhほど充電できそうです。
アイデア的に屋根に太陽光パネルを乗せて充電することはみんなが思っていることでしたが、このように具体的に出してもらえるのは嬉しいですね。
価格については、まだ検討中ということと、既存の日産サクラでも取り付け可能かまでは言及されていませんが、既存のサクラでも取り付け可能なら筆者としてはアリだなと思いました。
筆者がありだと思った点を下記に列挙します。
・災害時の給電方法を増やす
・青空駐車で停めているので、効率的に充電できる
(取り付け費用にもよりますが)
費用がペイできるというより、災害用などで活用を考えています。あとは手間がかからない(放ったまま充電可能)のもメリットで、充電の手間を省略できるならありかなと思っています。
日産としては製品化に向けて費用をいくらに設定するか考えているそうで、JMS2025に行かれた方はぜひアンケートに回答頂けたらと思います。
BYD 軽EV(スライドドア)の展示
以前から噂されていたBYDからスライドドアタイプ(TantoやN-BOXタイプ)の軽EVが発表されます。
既にBYDのHPでは発表予告の画像があり、社長のインスタグラムではJMS2025に提示予定の車両写真が公開されていました。
車両の詳細情報がまだ公開されていませんが、今回のJMS2025で電池容量や内装なども見ることができるのではないかと考えられ、かなり注目度は高いと言えそうです。
販売は2026年度と言われていますが、価格なども気になるところ。
200万円前半で購入可能であれば十分に訴求力がある商品だと思いますので、日本車勢は脅威になると思います。
筆者の予想となりますが、航続可能距離も考えると30kWh以上搭載されるのではないかと思います。スライドドアタイプは車重が重たくなり電費に直結してきます。
最低でも日産サクラの航続可能距離と同等かそれ以上じゃないと実用的に厳しいと思いますので、どこまで対応できるかが気になりますね。
LFPバッテリーは三元系に比べてエネルギー密度が低いため、同じ容量を確保しようとすると体積が必要になります。
ここをどうクリアしてくるかBYDのやり方が気になりますし、日本車勢にも良い参考になるのではないでしょうか。
スズキ Vision e-Sky
スズキからも軽規格の電気自動車のコンセプトモデルを参考出展します。
車両サイズから日産サクラやN-ONE e:がライバルとなりそうです。
詳細な情報は公開されていませんが、コンセプトモデルの写真を見る限り、日産サクラを意識した車両になっているなと感じるのと充電ポートがどこにあるのか気になりました。
画像だけでは、どこに充電ポートがあるのかわからないので、展示車両で確認できればと思います。
あとは航続距離ですね。バッテリーがどれほど搭載されているかわかりませんが、e VITARAはBYDのLFPブレードバッテリーを搭載しているのでVision e-Skyも同じLFPバッテリーを搭載するのであれば、どういう形で実装するか興味が湧きますね。
スズキブースで詳細説明があれば嬉しいですね。
Hyundai New NEXO(水素電気自動車)
Hyundaiからは新しい水素電気自動車であるNew NEXOが展示されます。
グローバルでは既に発表されていますが、展示車両は今回初ではないでしょうか。
前回のNEXOから7年ぶりのフルモデルチェンジになります。NEXOの内装が少し古いデザインや装備となっていたので、今回のフルモデルチェンジでどうなっているか非常に楽しみです。
こういった形でまだ開発を続けているのは良いことだと思います。
電気自動車と異なり、水素の充填はガソリン車のように早く済むことでガソリン車に近い感覚で運用できます。
欠点は水素の充填拠点が少なく、営業時間が短いため、長距離運転の際には苦労しそうです。電気自動車のインフラで問題になることが多いですが、水素の方がもっとインフラが脆弱なのでかなり苦労すると思います。
こういった課題がクリアできれば、水素電気自動車も購入対象になるのではないでしょうか。
補助金についても電気自動車に比べて高額なため、車両価格が少し高くても手が出ると思います。
また中古市場に関しては電気自動車以上に叩き売りされてしまっているので、こちらも狙い目だと思います。
何にせよ新しいNEXOがどんな感じなのか要注目ではないでしょうか。
まとめ
今週末から始まるJMS2025の気になる車両を取り上げてみました。
ぜひ会場に足を運ばれる方はチェックいただけると幸いです。
筆者もJMS2025に足を運ぶ予定なので、気になる車両だけではなく、色々な車を見てきたいと思います。
去年はまだまだ電気自動車の種類が少なかったですが、今年は去年以上に電気自動車のバリエーションが増えたと思いますし、これから中国勢も日本に進出する可能性が高くZeekrも投入される噂もあるそうです。
これから日本車もぜひ電気自動車のバリエーションを増やして盛り上げて頂きたいですね。