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日産サクラ 2年経過後の電池劣化 LEAF SPY(リーフスパイ)

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日産サクラが納車されて2年経過し、それから少したちましたが、現状のバッテリー劣化状況を見ていきましょう。

今回もリーフスパイで状況をみてみます。

前回の記事はこちら

今回もLeafSpyで計測するので、Amazonで購入したOBDIIをご紹介します。

※iPhone用を利用する場合はWi-Fi版をご使用下さい。
Bluetooth用だと接続できない場合があります。

2024年9月8日の劣化状況は?

数値補足
SOH91.61%
AHr52.8618.501kWh
Qc444急速充電回数
L1/L2166普通充電回数
2024年9月8日のLeafSpyの結果

こんな感じの劣化状況でした。

9月でしたが、まだまだ暑い日が続いておりバッテリーのコンディションとしてはあまり良くないのかなという状態でした。

冬よりはマシだとは思いますが・・・

2024年11月4日の劣化状況は?

こんな感じの結果となりました。

数値補足
SOH91.75%
AHr52.9418.529kWh
Qc455急速充電回数
L1/L2184普通充電回数
2024年11月4日のLeafSpyの結果

お、なぜか前回よりバッテリーが回復している!

なぜこの現象が起こるか謎ですが、この季節では電池劣化しにくいのかも知れませんね。

ちなみに総走行距離は22,827kmとなりました。

2万kmを超えてのこの電池劣化なら優秀な気もします。バッテリー保証まで劣化していくのか気になるところですが、日産サクラは普段の買い物車として多用しているので充電サイクルも比較的多いから劣化は気になるところではありますね。

急速充電の多用は禁物?

よく急速充電をするとバッテリー劣化が早くなるとされていますが、実際にはそこまで影響しないのではないかと筆者は考えています。

特に日産サクラは受け入れ許容として30kWまでとしているため、そこまで大きな電流が流れていません。

そのため劣化の進み具合は大きくないと考えられます。
また、リーフのZE1型からリチウムイオンバッテリーが進化し劣化しにくいものとなっているのも大きな要因と言えると思います。

日産サクラもZE1型と同じリチウムイオンバッテリーと同じものを搭載していると推測されます。

日産、新型軽バッテリEV「サクラ」概要解説 開発スタッフの思いと狙いとは
 日産自動車が5月20日に発表した新型軽バッテリEV(電気自動車)「サクラ(SAKURA)」の事前説明会では、Japan-ASEAN企画本部 商品企画部 日本グループ 主担 鈴木氏、グローバルデザイン本部 田瀬氏、第二製品開発部 セグメントCVE 坂(ばん)氏が登壇し、サクラに関する概要を説明した。

こちらの記事でも日産リーフのリチウムイオンバッテリー技術を用いてると記載されています。

ZE1からバッテリーの信頼性が向上し初代リーフより劣化が極めてしにくくなりました。

ただ、日産リーフはバッテリーの冷却機構がないため熱に弱く、バッテリーそのもの自体が壊れるということがあるそうです。

それを考えると日産サクラは冷却機構もあるので劣化もしにくいと考えられますし、長く使えるのではないでしょうか。

今後の軽EVはどうなっていく?

このように日産サクラは日産リーフで培った技術でパッケージングされていますが、他社からも軽EVは販売されると思います。

最近はHONDAからN-VAN e:が販売開始されました。

商用向けとは言え、日産サクラに続いての販売となります。

あちらも割り切った作りとなっていますが、30kWh搭載で受け入れ電力も50kWと魅力的です。普通充電も6kWまで対応。

こういった形で今後魅力的なEVが出てきたらもっと良くなっていくと期待できますね。

日産もルークスのEVモデルが登場すれば大ヒットするのではないでしょうか。

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