電気自動車での経路充電として急速充電器があるのですが、なぜ現金決済に対応していないのか、筆者目線で解説したいと思います。
急速充電の決済方法
これは各充電プロバイダーにより決済方法が異なりますが、主に以下となります。
・充電プロバイダー発行の充電カード
・スマホアプリでの決済
・充電器に設置された決済方式(クレジット、QRバーコードなど)
このように決済方法は色々な手段がありますが、現金での決済は用意されていません。
現金決済ができない理由
筆者の方で現金決済ができない理由を考えたところ、以下ではないかと推測しています。
・現金を回収する人手が必要となる
・現金のシューターが故障した場合、現地まで保守員を手配する必要がある
・釣り銭を用意しなければならない
・盗難の恐れがある(機械を破壊される恐れがある)
・充電器が壊れた場合、現金のシューターを塞ぐなど措置が必要
要約すると人手と人件費が必要になるのが大きな要因のため、現金の取り扱いをしていないと考えられます。
クレジット決済などであれば遠隔で止めることもできますので、人手のことも考えるとこの運用方法が合理的ではないかと考えられます。
統一した決済方法が利用できないのは?
これは充電プロバイダーが分かれている関係で、統一した決済手段となっていないためとなります。
できれば、共通の支払い形式で統一できれば良かったのですが、アプリや充電カードなどで乱立している状態のため、このような状況となっています。
このような乱立状態は良くありませんので、今後はもしかしたらガイドラインが引かれて統一される可能性もあるかもしれません。
やはりユーザー目線で考えると充電器によってやり方が様々なのは利便性が損なわれるので、どうにかしてほしいところです。
(例えば1つのアプリで色々な決済に対応できるようにするとかあるかも?)
真夏に日産サクラで移動した際にエコQ電でなんとか充電できたのですが、ZESPが使えなくて焦りました。以前の記事も参考にどうぞ
今後の急速充電器ネットワークは?
今後どうなるかまだわかりませんが、充電プロバイダーが乱立していたことも考えるとまだ現状の状態は続くと考えられます。
しかし、これだとユーザーの利便性が損なわれるのとユーザーが増えてきた時を考えるとガイドラインが新しく作っても良いと思います。
CHAdeMO協議会などが旗振りをして欲しいところです。
筆者的には充電カードも使えるようにするのがいいとは思いますが、今ある充電器でFeliCaに対応していない機器も多いため改修が難しいことを考えるとアプリで統一が可能性高そうな気がします。
ぜひここはテスラのスーパーチャージャーも他車への開放も検討頂いて実現して欲しいですね。