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iPhone16e発表と発売

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Appleから新しいiPhoneとしてiPhone16eを発表しました。
今回の発表はiPhoneSEシリーズの後継と思われていましたが、ナンバリングとして16シリーズの派生のようです。

iPhone16eの狙いが何かを筆者の目線でまとめてみようと思います。

iPhone16eの特徴

iPhone16eの大きな特徴はバッテリーの持続時間となり、価格も10万円を切る価格帯となりました。
iPhone16シリーズの中では一番安い価格となります。

簡単に比較をまとめてみました

iPhone16eiPhone16iPhone15
価格 (税込)128GB(2025年2月21日時点)99,800円124,800円112,800円
Apple Intelligence×
カメラ1眼(48MP)2in12眼(48MP/12MP)2眼(48MP/12MP)
バッテリー最大26時間のビデオ再生最大22時間のビデオ再生最大20時間のビデオ再生
MagSafeQiのみ(7.5W)最大25WのMagSafeワイヤレス充電最大15WのMagSafeワイヤレス充電
輝度最大輝度800ニト
ピーク輝度1,200ニト(HDR)
最大輝度1,000ニト
ピーク輝度1,600ニト(HDR)
ピーク輝度2,000ニト(屋外)
最大輝度1,000ニト
ピーク輝度1,600ニト(HDR)
ピーク輝度2,000ニト(屋外)

大きな特徴としてはバッテリーの長時間化とカメラが1眼になった部分です。
ワイヤレス充電としてもMagSafe機能はないようです。

iPhone16eの狙い

筆者目線となりますが、iPhone16eの狙いを考えてみました。

iPhoneは利用する端末として非常によくできたものとなり、セキュリティも高く動作が安定していることから万人向けと言えます。

またAppleというメーカーで端末、OS、サポートを一元で管理していることも大きな点になります。

Androidは多様なメーカーが参入していますが、一本化できていない部分があり、GoogleであるPixelがそれに近いですがAppleに比べるとまだ体勢が弱いと思います。
(AppleStoreのようなリアル店舗もありませんし、iCloudのようなエコシステムが弱い)

このような状況を見るとiPhone16eは法人向けや初めてiPhoneを触る方向けのように受け取ることができます。

特に法人向けのスマートフォンとしてiPhoneを選択したいが、価格が高く通常の16シリーズのような高機能は不要と思います。
ビジネスユースで必要なのは「バッテリーの長時間化」「堅牢なセキュリティ」「端末の一元管理」「価格」この点だと思います。

そう考えると今回のiPhone16eは法人向けにちょうどいいのではないでしょうか。

機能(性能)と価格のバランス

先ほどの法人向けという目線で考えると今回の差別化された部分は納得できると思います。

バッテリーの長時間化

法人ユースとしてはバッテリーが長時間化することは重要で必要な場面でバッテリーがなくなると致命的です。

これは大きなアドバンテージです

堅牢なセキュリティ

端末紛失時などリモートワイプ(遠隔でのデータ消去)、端末の探す機能でどこにあるか確認ができること、これが情報システム担当者としては必須です。

また、アプリケーションのインストールの制御も重要でしょう。

不要なアプリを入れて仕事で必要な情報が抜き出されるリスクもありますので、これも一元管理として必要でしょう。

こういった制御ができるのもApple製品の強みだと思います。

端末の一元管理

堅牢なセキュリティと同じような話になりますが、会社のセキュリティ部門や情報システム部門で端末管理が適切にできていないと情報漏洩のリスクや紛失時のセキュリティマネージメントが問われる形になります。

こちらを簡単に実現できるのもApple製品の特徴ですね。

価格

法人向けの端末であれば、複数台導入が前提となります。

そうなると価格面で安いと有利ですし、今回の大きな点は「10万円を切っている」ことになります。

日本の税制上、取得価格が10万円未満だと全額経費で計上できます。

つまり、減価償却を必要とせず事務用品費や消耗品費として扱うことができます。

おそらくキャリアから購入されると思いますので、ボリュームディスカウントもあれば10万円を切る可能性が高いと思います。

充電について

MagSafe機能がありませんが、法人ユースであればケーブルでの充電ができれば十分でしょう。

今回からUSB-Cに変更となったため、ケーブルの一本化も大きいでしょう。

Appleはあまり利益を狙っていない

iPhone16eですが、Appleとしてはあまり利益を考えていないと思われます。

あくまで主力製品はiPhone16シリーズであり、ProやProMAXから利益を考えていると思います。

今回発表したiPhone16eはiPhoneSEを刷新したく、さらにApple Intelligenceに対応する形で製品群を揃えたという見方ができそうです。

将来的にApple Intelligenceを標準機能として推進し、対応していない端末を無くして訴求する方針だと考えられます。

AIは今度当たり前になると予想されてますし、これが使えないと顧客から選択肢にならないことを避けるためと思います。

法人ユースである程度販売実績ができればAppleとしては問題ないと言えそうです。

誰のためのiPhone16e

個人ユースで考えると今までiPhoneに触れたことがない層や高齢者向けと考えられます。

筆者の父母もiPhoneを使用していますが、iPhoneSE 第二世代で満足しており、特に不満点はないそうです。

というのも最新のiPhoneを触ってもらい、新しい機能を説明して便利という認識をもらいましたが、そこまで使うシーンがないと言われます。

例えばカメラコントロールも別にそこまで必要としていないし、カメラで撮影してもそこそこ綺麗に撮れれば問題ないとのこと。
(別に光学ズームではなくてもデジタルで十分とのこと)

それよりも操作が簡単であることが一番大事(直感的な操作)と言ってます。

TouchIDからFaceIDへの変更も抵抗があるようで、指紋認証の方が簡単にロック解除できるからこれで十分だし、FaceIDで価格が上がるならいらないなーという感想でした。

ただ技術革新や新しい機能自体は歓迎と言ってました。

これがないと未来へは進んでいけないし、よりよくなるために必要なポイントだと認識していました。ただ、高齢者になってくるとついていけない部分はあるものの、スマートフォンを使う世代には必要でしょ?というすごい真理を語ってもらったなーと筆者も納得しました。

Appleの狙いはどこにあるかは推測でしかありませんが、こういった割り切った端末も必要なんだなーと発表を受けて思いました。

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