日産SAKURAの受注台数が11,429台を突破しました。
↑日産のNewsリリースです。
11,429台突破はすごい?
この数字はかなりすごいことを表しています。
発表から受注まで約3週間ほどでしたが、かなりの台数と言っていいと思います。
日産は目標台数を非公開としておりますが、日産デイズの年間台数(2021年)が「51,875」月間台数「6,374」(2022年2月)と考えると相当な台数と言えます。
これは非常に好スタートな台数と言えるでしょう。
※出典は全軽自協さんから
また、電気自動車ということを加味しても相当な台数であることがわかります。
日本における電気自動車の年間販売台数は?
さて、日本における電気自動車の販売台数ですが、2020年の台数は「16,239」台でした。
内訳は以下となります。
※出典はNeVから
乗用車 | 14,363 |
その他 | 396 |
軽自動車 | 1,480 |
合計 | 16,239 |
年間で16,239台とありますが、これは全車種になります。
つまり、海外の電気自動車(テスラやBMWなど含む)を入れてもこれだけの台数なのです。
そう考えると、日産SAKURAの販売台数は電気自動車では異例の大ヒットになります。
軽自動車の年間販売台数は?
では、軽自動車の年間販売台数はと言いますと、これはすごい台数なのです。
言わずもがなですが、軽自動車の王者であるHONDA N-BOXはすさまじいです。
2021年度は「191,534」台販売しているのです。
※出典はHONDA Newsリリースから
これは単純に12で割ると1か月あたり約「15,961」台販売していることになります。
今回の日産SAKURAと直接比較になるというわけではありませんが、持続するには大変な台数となります。
HONDAだけではありませんが、軽セグメントは非常に熾烈な競争環境にありますので、これからもあの手この手でテコ入れが必要だと思います。
今は補助金という大きな後ろ盾がありますが、これがなくなった時、どうなるかが勝負かなと思います。
日産SAKURAに期待すること
電気自動車というとよく「値段が高い」「本当にガソリン車の代替えになるの?」「航続距離は?」といろいろ話がでますが、まずは電気自動車が身近に感じてもらえる1台となってほしいです。
それから電気自動車というものがどういうものか、ということを理解すればこれからの生活環境に適した電気自動車が見つかると思います。
今はまだ種類も少なく、選択できることは少ないですが、これからはいろいろな車種やメーカーから出てくると思います。
ガソリン車ではできなかったようなことが電気自動車にはできる可能性を秘めていますので、期待したいです。
未来体験という言い方が正しいかわかりませんが、意外と未来はすぐそこまできているかもしれないですね。