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まちエネ 毎晩充電し放題!プラン EVユーザ必見!

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みなさまはまちエネという電力会社が提供している「毎晩充電し放題!プラン」というものをご存知でしょうか。
EV・PHEVユーザで自宅充電できる環境がある方には嬉しいプランなので、ご紹介させて頂きます。

画像については、まちエネさんからの引用となります。

毎晩充電し放題!プランとは?

まちエネさんが提供する毎晩充電し放題!プランはEV・PHEVを所有されている方であれば、どなたでも契約できるプランとなっています。
しかしながら、2022年7月31日現在では、ロシアとウクライナの情勢による電力自給不安定なところから新規加入が一時的にできない状態となっています。
早くこの問題が解決して加入できればいいのですが…

さて、プランとしては、どういうものかといいますと、毎晩「1時~5時」の間の電気自動車への充電にかかる電気料金が無料となります。

ただし正確に言うと充電電力量自体は無料なのですが、充電自体にかかった電気量(kW)に対する再エネ賦課金と燃料費調整額はかかってしまいますので、実際には1kWhあたり以下の価格がかかります。
 ※2022年6月の場合

 燃料費調整額 1kWhあたり2.97円
 再エネ賦課金 1kWhあたり3.45円

合計で1kWhあたり6.42円となります。

それでも、充電した際の料金はお安いと思います。

いったいどうやって測定して無料になってるの?

さて、この充電が無料ということですが、いったいどうやって実現できているかといいますと、電力量計という測定器を自宅に取り付けることにより、充電されている電気を計測しており、充電した分の電力のみ無料にしています。
1時~5時の間はEVからの充電からは無料ですが、それ以外に使用している電気は有料で通常通り課金される仕組みとなっています。

筆者の自宅はV2Hを取り付けており、こちらの機器から充電したものが無料という扱いになっています。

V2Hには専用の分電盤が取り付けられており、V2H~電力測定器~分電盤といった形の接続となっています。

まちエネを契約する際、電気工事士の資格をもった工事業者の方がこちらの測定器を取り付けにきて下さって、筆者の自宅の場合、お風呂の天井裏に取り付けされています。

もちろん電力測定器は無料での取り付けです(まちエネの負担)

ほんとにお得なの?

ちなみにこちらのプランですが、1時~5時の充電以外にかかる電気料金は東京電力エナジーパートナーさんの従量灯Bと同じ料金設定となっています。
 ※2022年7月31日の料金です。

  契約アンペア 単位 料金(税込)
基本料金 10A 1契約 286円00銭
15A 429円00銭
20A 572円00銭
30A 858円00銭
40A 1,144円00銭
50A 1,430円00銭
60A 1,716円00銭

2023年10月より料金の改定がありました。

  契約アンペア 単位 料金(税込)
基本料金 10A 1契約 700円00銭
15A 1,050円00銭
20A 1,400円00銭
30A 2,100円00銭
40A 2,800円00銭
50A 3,500円00銭
60A 4,200円00銭

 

  単位

料金(税込)

電力量料金 最初の120kWhまで(第1段階料金) 1kWh 19円88銭

120kWhをこえ300kWhまで
(第2段階料金)

26円48銭
上記超過(第3段階料金) 30円57銭

2023年10月より料金の改定がありました。

  単位

料金(税込)

電力量料金 最初の120kWhまで(第1段階料金) 1kWh 30円00銭

120kWhをこえ300kWhまで
(第2段階料金)

36円60銭
上記超過(第3段階料金) 40円69銭

本当にお得かどうかはみなさまのご使用されている電化製品などによってわかれてきますので、EV・PHEVをお持ちだからといって必ずお得とは限りません。

電気契約は携帯電話の契約と同様に複雑なのがネックです。

上記の電化製品によってと表現したのは以下に当てはまるものをご利用されている場合です。

 ・エコキュート
 ・IHコンロなど電力消費が多い機器
 ・オール電化住宅

こちらをご利用されている方はオール電化プランに加入されていることが多いと思われますので、まちエネのプランでは電気使用量が足りなかったり、割高になる場合が多いです。
またオール電化プランの内容によっては、今解約すると再加入ができない場合もありますので、ご注意下さい。

従量灯Bを契約されていた方で自宅充電ができる方は、まちエネに変更してEVを所有されていれば、お得になることは間違いありません。

実際の金額は?

参考に筆者の2022年6月の明細となります。

明細の通りですが、まちエネとの契約としては、基本料金として「60A」契約なので、「1,716円」と使用した電力量に応じての支払いとなります。

6月は98kWhを使用したので、「1,948円24銭」が支払い対象となりますが、充電した電力が247kWhのため、こちらに再エネ賦課金と燃料費調整額が加わることになります。

それでも一般的なご家庭電力料金よりはお安いかなと思います。

また、筆者の自宅は太陽光発電(5.2kW発電量のパネルを搭載)もありますので、下記のような運用を実施しております。

 ・日の出からは太陽光発電で自宅の電気を補っており、使いきれない電力は売電しています。
  6時頃~17時までだいたい発電して自宅電力はカバー
 ・17時~1時まではV2Hでリーフや日産SAKURAから電気を取り出し、自宅に電気を送る(給電)
 ・1時~5時は電気自動車に電気を充電(V2H)
  V2Hは1時間あたり最大で6kWで充電可能ですが、自宅でも電気はいくらか使用しているので、実際は5kWほど充電している。

そのため、実際に自宅で使用している時間帯は1時~7時ぐらいまでです。
それ以外の時間帯は太陽光発電とV2Hで電気自動車から取り出した電気で補っています。

参考にHEMSの画面で電気自動車から取り出している表示です。

エアコンを稼働してテレビなども視聴しているので、消費電力が多い

画像には買電中と記載がありますが、自動車から自宅に向けて→が出ているように、電気自動車から電気をもらっています。
そのため、電力会社(まちエネ)からは電気を購入していないことになっています。

こういった使用方法があるのも電気自動車ならではだと思います。

ガソリン車の場合は、止まっている間は何もできないですが、電気自動車は蓄電池としての活用もできます。
また、最近は電気がひっ迫しているとよく言われていますが、夜間電力はひっ迫していないので、夜間に電気を電気自動車に溜めることができ、ひっ迫が起こりやすい朝や夕方(太陽光発電が弱くなる時間帯)に自宅へ給電することによりピークシフトを実施。

これで電力ひっ迫の回避にもつながるのです。

家庭の電力なんてしれているし意味ないってご意見もあるかもしれませんが、これも「チリツモ」なのです。

みなさんの家庭電力がこのようなことができれば、電力の余裕ができるので、ひっ迫は回避できると思いますし、賢い電気の使い方ができると思います

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