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いつでもカエドキプログラムには罠が多い

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今回はドコモから新しく携帯電話を購入することができる「いつでもカエドキプログラム」について紹介させて頂く。

かなりややこしくて問題が多いシステムとなるので、注意されたし

いつでもカエドキプログラムとは

いつでもカエドキプログラムはドコモから2021年9月24日から始まった、携帯電話を分割購入できる施策になる。

今までの分割購入との大きな違いは以下となる。

 ・ドコモ契約者以外でも利用可能
  (端末購入者のみも加入できる)

 ・いつでも端末をドコモに返却できるようになり、
  返却時の残積(残りの支払い金額ー24回目以降の支払額)を精算でOKとなった。
  (24回目以降に返却する場合は残積がないので、0円になる)

 ・今までのスマホおかえしプログラムは12回分が免除されるだけなので、実質33%引きしかなかった
  ※詳細はk-tai watchのリンクを参照されたし

 ・23回目の支払いより早く端末を返却した場合は
  24回目以降の支払い免除+機種による早期割引が適用される

もちろん分割時にかかる金利は0円なので、お得であり、23回目以降に返却される場合は
端末価格が保証されているので、まさに残価型の支払いと言える。

またこの残価額はドコモが自由に金額を設定できるようになったため、端末の価値が見極めれる。

こういった条件があり、今回のいつでもカエドキプログラムは非常に魅力的な分割購入施策と言える

問題点は?

なんだかこれだけ聞いていると一括支払いにするよりお得じゃないか?と思われがちだが、
実は以下のような方にはあまり向かない施策と言える。

 1.端末を2年以内に売却(ドコモへではなく任意売却)する場合、まず端末の一括支払いが必要となる
  当たり前だが分割支払い中はネットワーク利用制限は「△」のままなので、売却拒否される場合も

 2.1回目〜23回目支払い分だけの一括精算はできない
  返却前提なので、一括精算をしたくてもできない(24回目以降の支払いは一括精算可能)
  ただし一括精算してしまうとカエドキプログラムは解約になるので、端末返却はできない。

 3.どこかのタイミングで一括精算した場合、その時点でいつでもカエドキプログラムは解約となる。

いやいや、全然デメリットってほどでもないじゃない!と思った「あなた」実はそうでもないんですよ

分割支払いの最大のデメリットは「信販会社」に登録されてしまうのです。

分割で購入するということは、その方が返済能力があるとみなされないと購入できないわけです。
つまり信販の許可が降りないと購入できないんですよね(いわゆるローン審査)
有名なのが「CIC」という機関になります。

クレジットカードなどを作成する場合も、このCIC情報を参照されて作成されるので、
過去に返済の延滞や払わないといったことがあった場合、審査を通らないこともあります。

そして今回の最大のメリットは残価型!つまり端末の買取価格が保証されていることなのですが、
これを有効活用しようとした場合、一括精算をしてしまうと、
なんとカエドキプログラムは解約になるので、残価が保証されなくなってしまうのです。

つまり下取りとなってしまうので、未来の買取価格がカエドキプログラムより
下がる可能性もあるのです。

じゃ、分割で払っておけばいいじゃないかという事になりますが信販情報に残ったままになりますし、
何より、1年以内に機種を変更する場合はわざわざドコモショップに出向いて一括精算する必要があるのです。

カエドキプログラムはダメなの?

答えはその方の機種変更のタイミングや買い方の問題ないので、一概にダメ!というわけではありません。

今回私自身もいつでもカエドキプログラムで端末を購入しましたが、一括精算ができない面倒さがあり
非常に困りました。

しかし、端末の未来の価格が保証されているのは非常に大きなアドバンテージとなります。

iPhoneのような市場価値が下がりにくい端末であれば、いつでもカエドキプログラムに入る必要は
ないかも知れませんが、高額なAndroid端末は価格の下落が激しいので、残価はありがたいと思います。
(希少なAndroid端末は逆にプレミア価格にもなる可能性はありますが…)

総括

誰でも端末を購入しやすくするという仕組みで生まれたいつでもカエドキプログラムは非常に優れた
施策だと思います。

特にドコモ契約者以外でも加入できる点は魅力的であり、残価型は高額な端末を購入するにあたって
相性が良いでしょう。

しかし、誰でもお勧めできるものでもありません(リース感覚に近い)のでそこはみなさんの判断が必要になると思います。

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