日産アリアの経緯を前半では発表〜販売開始前までご紹介させて頂きました。
後半では販売開始〜納車までどうなっているかご紹介させて頂きます。
前半の記事は以下から
日産アリア販売開始日の発表とB6標準車の受付
2021年11月21日に発売開始日は2022年3月18日と発表されました。
なお、先行してB6 limitedの発売日は2022年1月27日と発表されました。
さらに、B6 標準車の車両価格も発表されました。
B6 標準車は2022年3月下旬から販売開始ともアナウンスされました。
limitedモデルは専用予約サイトから予約する形になり、注文自体は最寄りのディーラーで行う形で日産の販売方法としては初の試みとなりました。
(抽選販売モデルではなく、通常モデルとしてはWebサイトで予約してディーラーで注文は初の方法)
専用予約サイトからの予約とディーラーでの注文
初の試みということもあり、かなり混乱が発生してしまいました。
専用予約サイトではモデルを選択して進める形になるのですが、予約した際に5万円の予約金が必要となります。
今は予約が締め切りとなったので、ページ自体はなくなっていますが、モデル選択ページがありました。
予約後に日産からメールが届き、ディーラーへ足を運び契約(発注)となります。
この時点ではもちろん試乗車はありませんので、もし日産アリアの現車を見たい場合は日産グローバル本社に訪問するしか方法はありませんでした。
ちなみに、この発注でも納期は未定というお話が多かったとのことです。
(もしくは2022年下期というお話だったようです)
日産アリア 第一号納車セレモニー
2022年3月9日に第一号車の納車セレモニーが開催されました。
日産アリア B6 limited シェルブロンドが納車されました。
半導体不足と受注停止
新型コロナの影響やロシア〜ウクライナの問題で半導体不足が深刻化してしまい、調達がうまくいかず納期がかなり不透明な状況となりました。
日産アリアだけではなく、車全体がこのような状況となりかなり納車まで時間がかかることとなりました。
日産として正式なアナウンスはまだこの時点ではないものの、各ディーラーからは注文者に対して個別に連絡をしてたそうです。
2022年4月4日にはB6標準車の販売延期のリリースがありました。
さらに、日産アリアを予約しているユーザー向けに遅延のお詫び連絡があり、組子のコースターが配布されました。
筆者はそれほど待たされてないですが、たまたまディーラーから頂くことになりました。
使うのも勿体無いので、家で眠ってます。
2022年7月19日にB6の受注停止が発表
納期が見えないところ受注停止ということで、かなりこの時点で待たされているユーザーからすると困っている状況となりました。
また、この発表とともにキャンセルのお話がちらほら出ていたようで、納期的に待てないユーザーがディーラーと相談されてたようです。
B6 limited以外の納車に関して
B6 limitedは少しずつではありますが、納車がスタートされてきました。
その中で、B6 limited以外は2023年1月ごろに納車がスタートしたようです。
Twitter(今ではX)で納車報告が出始めました。
しかしここでも納車の時期に差が出てしまい、B9 limitedとB9 e-4ORCE limitedに関しては2023年8月31日現在でも納車されていないユーザーがいるという状況となりました。
ちなみに、B6標準車とB6 e-4ORCE limitedに関しては2023年6月にほとんど出荷されてバックオーダーは解消されたそうです。
2023年8月31日時点で納車を待たされているユーザーはB9 limitedとB9 e-4ORCE limitedユーザーがほとんどとなり、目安として年内には出荷完了となると噂されています。
今後の日産アリアの見通しは?
まだ風の噂レベルですが、2023年11月ごろに日産アリアの注文再開とB9標準車の価格発表があるのでは?と言われています。
この中でe-4ORCEがどうなるかまではわかっていませんが、早ければ同時に発表されるかも知れません。
しかし、実際の納車まではおそらく3ヶ月〜半年以上かかると思われますので、決して早いとは言えないのではないかと思います。
2023年8月31日で日産リーフは40kWhモデルも60kWhモデルも受注停止中となっています。
60kWhモデルは販売店にご相談下さいと記載がありますが、実際は在庫車での販売とのことで新規発注はできないそうです。
そして気になる価格ですが、値上げは避けられないようで日産リーフの時のように100万円以上の値上げではないかとのこと。
円安と物価高騰により日本では値上がりになると見込まれます。
海外では値下げ販売が報道されていますが・・・、日本では値上げの可能性が高いと思われます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
華々しくデビューした日産アリアでしたが、生産が安定せず納車まで長期化することになり不遇な電気自動車のようにも思われてしまいましたが、自動車自体の出来はかなり良く、評価も高いです。
このような状況の中で軽EVである日産サクラが発表され販売が絶好調となりました。
日産アリアが先に発表・販売されたにも関わらずこの差は大きく、日本ではなかなか日産アリアの存在が弱いですが、これからの巻き返しに期待したいです。
最近は少しずつではありますが、日産アリアを見かけることも増えました。今後は納車もスムーズになれば見慣れてくるかも知れませんね。
特に日産アリアは電気自動車として完成度の高い車だと思いますので、もっと評価されてもいいのになーと思います。
これからに期待していきたいところですが、まずは待たせているユーザーへいち早く納車されることを願います。