2026年10月23日に発売されたApple初の折り畳みスマートフォンであるiPhone Duoですが、筆者も早速購入したので、ファーストインプレッションをお届けしたいと思います。
折りたたみとしての性能
これは文句なしに素晴らしい作りになっています。
筆者はTop画像にもある通り、Galaxyシリーズも愛用しています。(Pixel 9 Pro Foldも持ってますが)
画像は左からiPhone Duo、Galaxy Z Fold 7、Galaxy Z Flip 7になります。
Galaxyも素晴らしい折り畳みスマートフォンであることは間違いありませんが、高級感や開閉時のしやすさなどにおいてはiPhone Duoの方が一枚上手と言えるでしょう。
具体的にどこが良いかというと以下になります。
・開く時の引っ掛かりが少ない
・画面がNano-texture仕上げで反射が少なく外でも見やすい
・チタンフレームで高級感がある
・折り畳み部分が多少目立つが使い勝手には影響なし
(ただし、ダークモードの時は暗いがゆえに逆に折り目が目立ってしまう)
・UDCのおかげで画面全てにコンテンツが表示される
これらを勘案すると、今ある折りたたみスマホの中では頭ひとつ上の存在ではあります。
ただ、これはハードウェア面においてになります。
ソフトウェアとしての完成度
折り畳みではあるものの、使い勝手は流石にiPhoneということで、直感的に使うことができます。
しかし、初代ということで、OSの作り込みはまだまだという部分が多い印象です。
アプリ
まだ発売されて日数も経過していないため、3rd Party製のアプリについては順次対応していく形になります。
こちらについては開発者さんが鋭意頑張ってると思いますが、今回は今までのiPhoneと異なり画面の使用パターンが6つもあり、相当苦労すると思います。
具体的な画面パターンは以下になります。
- 閉じた
- 開いた
- 半分折った
- 机に置いた
- 立てた
- Split View

これを全て綺麗に表示される状態にしないといけないと思うとアプリ開発の方々は本当に大変だと思います。
Xcodeである程度カバーされていると思いますが、実際の表示との差異もあると思いますし、なかなかに大変。
ユーザーとしては対応を待つ形ですが、頑張っていただきたいですね!
iOSとしての問題点
とにかく今回初ということもありAppleもiOSでの表示も苦労している点はいくつか見て取れます。
まず、アプリ配置ですが、iPhoneで表示される画面が1つずつあるパターンとなっています。
通常のiPhoneの画面

iPhone Duoのアウターディスプレイの画面

iPhone Duoで画面を開いた時(ホーム画面が2つ表示されている)

ここでの配置ですが、今までのiPhoneはdockが下にありましたが、Duoからは右端に固定されました。
またアンテナピクトやバッテリーなどの表示も右側に表示される形になります。
これ自体は確かにいいのですが、ユーザーでdock配置を移動することができず、特に左利きの方には遠い配置になっています。
また、Galaxyではdockにアプリを4つ以上追加できます。そのため、画面を開いた状態でも並べる自由度が上がり、左側によく使うアプリなどを寄せて工夫して使うこともできます。
こういった自由度がiPhone Duoは低く、dock位置の変更やアプリも4つまでしか配置できないため、かなり使い勝手が悪いです。
この辺りはiOSのアップデートで改善されると願いたいですが、Appleは今までもdockについては頑なにユーザーへ触らせたくないのか、数の変更や大きさの変更を許容していませんから、希望薄にも感じます。
筆者としても、dockと右端のUIがダメすぎて、使い勝手が悪く、何とか改善して欲しい思いますが、Appleが積極的にやるとは思えないので、このままならiPhone Duoは手放すだろうなと思っています。
正直dockの使い勝手は一番よく触る箇所だけに、これだけ体験価値を奪われるのはどうかなーという感想です。
いっそのことdockにアプリを置かずに、1枚目の画面に主要アプリを並べて使った方が使い勝手が上がるんじゃないかと思ったりもしてます。
そもそもdock自体の表示を消したいぐらい邪魔でしかないと思ってます。
アプリの分割表示
正直これもiOSが足を引っ張ってると思えるような挙動です。
アプリを一つずつ管理することができるのはGalaxyと異なり、iOSの利点ではあるものの、とにかくサイドの表示部分がいけてない。
この表示が全てを台無しにしています。
全画面表示で見たくても絶対に表示される形になっており、使い勝手が悪く、表示領域も狭くなります。
ユーザーとしては、表示領域を増やしたい部分もあるので、サイドの表示を隠すことができるようなオプションがあっても良かったと思います。
これもiOSのアップデートで実装されるかもしれないですね。

Galaxyのエッジパネルのような挙動だといいんですけどねー
普段使いとして
まずまずは使えるので問題はないですが、とにかく重い。
これに尽きます。
Youtuberの先行レビューではあまり重さは気にならないなんてコメントがありましたが、全くもってしてそんなことはありません。
ずっしり感はものすごいです。
正直Galaxy Z Fold 7を持った後にiPhone Duoを持ったら、何の罰ゲーム?というぐらい重さの差に驚きます。
これを常に使うと思うなら結構きついので、両手推奨ですし、女性は特にしんどいと思うのではないでしょうか。
ただ、画面サイズは絶妙で視認性や持ちやすさは断然iPhone Duoに軍配が上がります。Galaxy Z Fold 7は縦長になっているため、持ちやすいかと言われると重心が微妙に上側にあり、少し落としそうになる場面もあります。
それに比べるとiPhone Duoは非常に持ちやすいため、落とす心配は減りそうです。
(落として壊れたら修理代金が恐ろしいですが・・・)
まとめ
他にも色々触れたいところはありますが、まずは一番思ったことを書いてみました。
プロダクトとしては間違いなく素晴らしい製品ではあるものの、まだまだこれからというところも大いにあります。
AppleはこれからiOSをもっと磨いて使い勝手の良いものへ進化させてくると思うので、期待はしたいですが、果たしてユーザーが本当に欲しいと思うようなものへ作り込みが行われるかまだまだ未知数です。
こういった進化を楽しみたい方へはiPhone Duoはおすすめの製品だと思いますが、安定して普段通り使いたい方には絶対にお勧めしません。
今iPhone Duoを購入している層はガジェットに興味がある方や開発関係(お仕事関係)の方が多いと思いますし、新しい物が気になる方用だと思います。
一般層へ広がるにはまだまだと言った部分が多いですし、何より価格も高いのでそれに見合った価値がないでしょう。
本当にいいと思えるのは2代目からになりそうだなーと筆者は思っています。
ちなみにTouch IDがFace IDに比べて勝手が悪いとのことですが、Galaxyで慣れていることもありそこまで不便とここは感じていないですね。
Touch IDよりもそもそものOSのつくりをどうにかして欲しいですし、何よりTouch IDを使う場面をFace IDだから絶対便利かというとそうでもないんじゃない?って感じがしてます。
開いた状態でも角度によってFace IDの認証がうまくいかなかったり、アウターもインナーでもFace IDにしようと思うとパーツが増えて重量も増えますし、何より価格もまた上がってしまうんじゃないかなと思ってます。
そこを考えると今回のTouch ID搭載は最適解に思ったんですよね。
この辺まで理解した上で、Face IDの方がいいと思うのはちょっと求めすぎ感があると筆者は思っています。
ということで、もう少しiPhone Duoを使ってみて、どういう形がいいのか模索していきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
