これは結構大きなインパクトです。
テスラ スーパーチャージャーがコンビニにも設置されたとニュースリリースが出ました。
コンビニでの急速充電
以前にも記事にしていますが、コンビニと急速充電は結構相性が良いため、ファミマも良いところに目をつけているなーと思っていました。
以前の記事については以下になります。
今回テスラと連携してスーパーチャージャーを設置したと発表されたわけですが、かなり攻めたと感じます。
最近はイオン系列にもスーパーチャージャーが設置され始めているので、テスラの動きが活発になっています。
この提携は何を示すのか
推測にはなりますが、こういった提携は急速充電器のネットワークが拡大する際に非常に大きな意味を持ちます。
急速充電器を設置する際、設置場所の検討などが必要になり土地のオーナーに交渉が必要となりますが、ファミマやイオンであればオーナーが既に判明しており提携を結んでいればスムーズに設置が可能になります。
こういったことが可能になり、以下のようなメリットが生まれます。
・設置期間までの短縮
・土地オーナーとの交渉がかなり省略される
・急速充電器の空白地帯にコンビニがあれば設置ができるようになる
・集客が見込める(利用者が見込める)
・充電インフラが整っていくと電気自動車が売れやすくなる
と言うことで、メリットが非常に大きいですね。
急速充電器のインフラ拡大は土地の確保などが非常に大変なので、こういった提携は意味が大きいでしょう。
CHAdeMOはどうなる?
テスラのスーパーチャージャー網がここまで整ってくると、CHAdeMOの優位性はかなり危うくなります。
国内ではCHAdeMOネットワークが充実しているのですが、このままではテスラの優位性が大きくなり魅力半減でしょう。
eMPも複数充電器を設置するなどインフラの充実化を行なっていますが、テスラの設置スピードに追いつていません。
電気自動車の販売台数も伸びてきているので、eMPにはぜひ頑張って欲しいところです。
やはり場所によってはテスラのように1箇所に複数台の急速充電器を設置するのが求められそうです。
せめて、2口あると良いですよね。
急速充電器のインフラ
電気自動車の販売台数が伸びてきました。
つまり、利用者が増えると言うことはインフラの充実度が車の販売台数に響いてきます。
テスラは車とインフラの両方を担っており、非常に販売戦略として上手くやってます。
日本は車とインフラが別会社になっているため、歩幅があっておらず苦労しているところです。
これはよくある縦割り社会の構造の問題とも言えますが、やり方によってはもっとうまくいくはずです。
例えば、車の販売目標とインフラを掛け合わせたり、国と連携することでインフラの必要な場所を割り出しどう対策していくかでしょう。
また、電気自動車利用ユーザの声を拾ってどう拡大していくかと言うのが大事になってきます。
インフラの覇権を取れれば今後の未来も大きく変わるかも知れませんね。