電気自動車

電気自動車の充電は「悪」なのか、実際どうなの?

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電気自動車として切っても切り離せない問題は「充電」であり、これがガソリン車との決定的な違いと言われていますが、果たしてこれが悪なのか解説していきたいと思います。

充電問題とは

電気自動車でよく言われる「充電問題」ですが、これはガソリン車とそもそも運用が全く異なることから、よく比較されてしまいます。
自動車というカテゴリーでみると電気自動車もガソリン車も何も変わりません。
運転して目的地に向かうわけですから、これに違いというものはないわけです。

では、なぜ一般的に電気自動車に対して、皆さんが「違うもの」として見てしまうのかというと、エネルギーの補給に対する意識になります。

大きな違いは以下の通りです。

▪️ガソリン車

 ガソリンスタンドで給油すれば10分ほどで完了する
 油種の種類はあれどガソリンスタンドに行けば必ず給油することができ、全国にある

▪️電気自動車

 自宅での充電(数時間)
 出先であれば、充電ステーションで充電を行うか、目的地(ショッピングセンター)などで充電を行う。(急速充電なら30分、普通充電なら1時間以上)

そもそものエネルギーの補給方法が異なることから、運用面で差異が発生します。

また電気自動車の場合は充電プロバイダーが複数あり、課金方式も多数あることから決済方法がわかれています。
(会員カード、アプリなどで基本現金決済はありません)

つまり大きく分けて二つあります。

 補給までの時間

 決済方法

これがガソリン車から電気自動車へ移行する際の障壁となっており、購入者は戸惑う部分ですね。

またテスラ車の場合は独自の充電ネットワークであるスーパーチャージャーを展開してるため、こちらも留意する必要があります。
テスラのスーパーチャージャーであればプラグをさすだけで充電が開始され課金も登録されたクレジットカードで行われるので、簡単ではありますが、運用方法が他社と異なるという点では注意が必要です。

電気自動車は難しいのか

答えはNOです。

筆者もそうなのですが、車はガソリン車を基準に考えがちですが、これは間違ってないものの全く別物と捉えた方が良いでしょう。

というのも自動車というカテゴリーは同じでも似て非なるものです。

簡単にいうと携帯電話と同じです!

一概に携帯電話といっても日本では「ガラケー」と「スマートフォン」に大別されると思います。

そうなのです、言葉では一括りで携帯電話ですが、ガラケーとスマートフォンは別物ですよね?使い方が異なるものとなっています。
メールや電話は基本として同じですが、ガラケーは基本的に最初のOSからアップグレードというものはほぼなく(セキュリティ的な更新などはありますが)スマートフォンはソフトウェアの進化があり、操作感覚も異なっています。

車も同じく電気自動車とガソリン車は似ているようで全く別物と見てもらった方がいいです。

新しく接することで難しいというより「こういう乗り物なんだ」という形で少しづつ慣れていくことで対応できるのではないでしょうか。

ガラケーの時にスマートフォンの扱いに戸惑ったと思いますが、少し経つと慣れてきませんでしたか?それと同じように電気自動車も慣れてくると違和感がなくなってきます。

筆者も最初は充電や操作に少し戸惑いを感じましたが、今では全く違和感はありません。むしろガソリン車に乗る方が違和感が多くて、ぎこちない動きになってしまいます。

ガソリン車で一番戸惑ってしまうのは、アクセルレスポンスやガソリンスタンドを探すことです。また、振動も凄いので乗っていると酔ってしまうこともしばしば。
もはやガソリン車は運転するのも億劫になってしまいました。

なぜ電気自動車は受け入れにくいのか

これは皆さんが経験することですが、「未知」なものが苦手という意識が強いからだと思います。

また、近くに電気自動車を運用している知り合いが少なければトラブルが発生した時にどうしたらいいかわからないとなってしまうこともあるからでしょう。

つまり心理的な要素が大きいと思います。

それと運用において、充電が大変?航続距離は?という先入観が先行してしまい、本来あるべき姿が見えていないからだと思います。

これはスマートフォンと同じです。

ガラケーの時も電池持ち良かったのではないでしょうか?スマートフォンに変えてから電池持ち悪くなったのに、皆さんスマートフォンを選択していますよね。
これは電池持ちが悪くても便利さが上だと認識しているからです。電気自動車も同じで使ってみないとわからないはずなのに、先入観で「不便」と思っていないでしょうか。
要はライフスタイルと照らし合わせて頂くことで、この問題は解決するはずなのに、そこまで考えが至っていないように思います。

筆者も電気自動車を最初に購入した時、充電場所はどこにあるの?と探してましたけど、今やインターネットが便利な時代で調べると色々情報が出てくるわけです。

何より一番便利だと思ったのは、大抵の充電ステーションは24時間営業していることと、意外と色々な場所に充電器があるという事実でした。
逆にガソリンスタンドだと営業時間があり、滑り込みで間に合わないこともあったんですよね・・・
電気自動車に乗っていなかったら、充電器がどこにあるかなんて気にも留めてなかったですが、自分が電気自動車に乗ることで180度考え方が変わった瞬間でした。

このように「これはどういうものなんだろ?」「どうやったら便利になるのだろう?」と想像すれば難しい問題でもないと捉えることができます。

これからは電気自動車が主流になるかも

なぜ電気自動車が主流になるかというとズバリ「自動運転」が電気自動車の方が有利であるという点です。

もちろんガソリン車でも自動運転はできなくはないですが、レスポンスと緻密な制御がガソリン車は苦手だからです。

電気自動車はモーターが駆動になっており、進む、止まるは一発の指令ですぐにできますが、ガソリン車は「エンジン」を搭載している限り、進むに関しては2段階以上の工程が発生します。

ギアと動力であるエンジンを動かさないといけないとなると、レスポンスに遅延が発生します。

自動運転はこの緻密な制御が重要になるのに、遅延が発生するとそれだけ指令が増えたり指令内容と動作がギクシャクすると乗ってる方も不快感が出てしまいます。
また、ガソリン車は部品点数も多いため、故障発生率も電気自動車に比べると上がってしまうことを考えると、選択肢として外れると考えられます。

ガソリンの給油も自動化は難しいでしょうし、電気自動車なら無接点充電が確立されれば、自動で充電ステーションに行けばいいだけですから便利ですよね。

ガソリン車はもういらない?

そんなことはありません。

ガソリン車だって必要な場面は今後も出てくるでしょう。

電気自動車の苦手な分野は超長距離の移動です。

満充電あたりの航続距離ではガソリン車と並んできましたが、これは乗用車の話でありトラックや重機を運ぶ車には勝てません。

長距離を移動するにはトラックがまだまだ現役で活躍していきます。今後技術のブレイクスルーが起きて、バッテリーの進化が起これば航続距離も解決するかもしれません。

その時にはトラックも電動化し、自動運転で荷物が輸送される未来もあるかもしれませんね。

電気自動車に乗り換える?

ここまで説明してきて、「よし!電気自動車に乗り換えるぞ!」と思った方、素晴らしいです。

ただ、少しお待ちください。ご自身の環境は電気自動車に適しているか確認しましょう。

電気自動車を購入する前には必ず以下を確認してください。

 ・自宅で充電できる環境はあるか
 ・1日の航続距離と一番遠出するときの距離
 ・近くに急速充電器など充電環境はあるのか

自宅充電

電気自動車は自宅充電ができるかが大きなポイントになります。ガソリン車と異なりエネルギーの補給は「電気」です。
充電する手立てが常に出先だと非常に面倒です。必ず充電器が空いてるとも限りませんし、何より外で充電すると基本的には自宅充電より高くついてしまいます。
できれば、自宅で充電できる環境か調べましょう。

パナソニックのページで充電に関する記載がありますので、ぜひ参考に

電気自動車(EV・PHEV)充電設備「ELSEEV:エルシーヴ」
電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)の充電ができる普通充電器です。主要メーカー電気自動車に対応しています。住宅や各種施設など、幅広い設置環境やニーズにあわせて、スタンドタイプ、ボックスタイプ、コンセントタイプの充電器をご用意しています。

航続距離

1日平均で何km移動されるでしょうか。

例えば通勤などでお使いの場合は20kmや50kmもあるかもしれません。その場合、日産サクラのような小容量のバッテリーだと充電が必須になってきます。
勤め先などで充電できれば別ですが、そういった環境がない場合は自宅との往復で充電せず行き来できるか調べた方がいいでしょう。

年に数回長距離移動することがある場合は、どれぐらいの距離を移動するかにもよりますが、日産リーフや日産アリアを検討してもいいかもしれません。

筆者も元々は日産リーフを所有していましたが、往復200kmほどであれば問題ないものの、それ以上となると日産リーフだとしんどいと感じることがあります。
これは日産リーフにバッテリーの温調機能がないため、夏の暑い日だと充電しても思ったより充電されず移動できなくなるケースがあります。

今は日産アリアのため、このような心配はなく充電してもバッテリー温調機能が働くため、ある程度回復して走行できるようになります。
(寒い日は充電能力が下がってしまうのが少し残念だけど、バッテリーヒーターの活躍で解決する日もくる?)

充電器の環境

これは意外と重要でして、自分が行動する範囲にどれだけ充電器があるか確認しておいて損はありません。

もちろん自宅に帰れば充電できるわけですが、たまたま充電を忘れた時やいつも行くショッピングセンターで充電できれば便利ですよね。

EVSmartさんのページを見るとどこに充電器があるかすぐにわかるので、ぜひ活用してください。

EVsmart|電気自動車(EV)充電器スポット・スタンドの検索&口コミサービス
電気自動車(EV)充電器スポットを現在地や目的地で検索できるサービス。車種などの条件を指定しての検索や、スポット・スタンドごとの口コミ情報も。

充電器の出力もわかるので、高出力器が近くにあれば急いでいる時など役立ちますよ〜

最後に

電気自動車とのお付き合い方法をつらつらと書いてみました。

筆者も最初購入した日産リーフ(24kWモデル)の時は非常に苦労しました。なにせ移動するとみるみる電池残量が減って、これ大丈夫なの?って何度も思いました。

今思えばよくあの電池容量で運用してたなーと思ってました。
(といっても当時はZESP2という日産の充電カードがあり、急速充電し放題でしたが)

その時に電気自動車ってこういうものなんだーって理解することで、こうしたらいいんじゃない?と調べたり、充電器の場所を考えて旅行の計画を立てたり楽しかった思い出が多いです。

ガソリン代が一切掛からず関東から関西へ移動した時はすごい感動しましたし、こんなに静かでパワーがある乗り物ってほんと唯一無二なんじゃない?と思ってました。

今では多種多様な電気自動車が登場して、こちらの記事を読んでくださる方にピッタリな1台が見つかるのではないでしょうか。
(当時INSTERがあれば迷わず買ってただろうなー)

こちらの記事を読んで頂くことで少しでも電気自動車の興味と理解が深まれば幸いです。