電気自動車

日産サクラ 急速充電時のエアコン冷媒動作について

電気自動車
スポンサーリンク

日産サクラで急速充電を行い、バッテリー温度が上昇した際のエアコン冷媒による冷却機構を調べました。

急速充電を実施

まずは急速充電をしないとバッテリー温度が上昇しないので、電池が減っている状態からスタートです。
外気温は「22度」となります。

残量温度
バッテリー19%25.5度

どのタイミングでエアコン冷媒機能が働くのか

急速充電の遷移状態を以下にまとめます。

充電前状態
LeafSpyでの充電前状態
充電開始してすぐに21%へ回復
充電電力も許容MAXの30.1kWを確認
10分ほど経過すると46%まで%回復
電池温度が33.6度まで上昇
充電開始から約18分経過で61%まで回復
充電電力は16.8kWまでダウンしました
LeafSpyの温度表示は36.2度となっています。

充電完了少し手前の状態を見ると…

バッテリー温度が40度に達するとエアコン冷媒機能が動き始めました!

バッテリー温度が38度だとまだ動かず
40度に達すると機能しました!
40度の情愛の日産サクラ上のバッテリーインジケーターは真ん中より少し右寄り
充電電力は特に問題ないようです。
充電完了!
充電完了!

ということで、上記のような流れとなりましたが、以下に数値を記載します。

時間/バッテリー%温度電力量
充電前19%25.55.7kW
23:07(約10分経過)46%33.610.7kW
23:15(約15分経過)61%36.212.2kW
23:28(約30分経過)77%40.014.8kW
23:30(約32分経過)78%40.415.0kW30分で充電完了しましたが、待機中の方がいらっしゃらなかったので、
2分追加で充電しました。

効果は?

冷媒機能が動き始めてからは、温度上昇が少し緩やかな感じがしました。
しかし、そもそも25.5度から充電を開始して、30分で40度まで上昇するのはリーフより温度上昇が早いと言えそうです。
もしかすると日産もこれを理解していたので、エアコン冷媒機能を搭載したのかも知れないです。

30分での充電電力量とバッテリー温度は?

実験の結果ですが、30分の充電で58%の回復となり、電力量は約9kWでした。
急速充電器は日産ディーラーの44kWで実施しました。

日産リーフと充電で比べると?

30分では20%~80%までは回復ができないですが、電費で考えると日産サクラの場合「8~9km/kW」なので、そこまで悪くないように思います。

仮に8だとして9kW充電できましたので、72kmは走行できそうです。

リーフの場合、「6~7km/kW」なので、2kmほど日産サクラの方が上になりますね。

筆者が所有している日産リーフ40kWですが、同じ20%からの充電だと75%ぐらいまで回復します。
その際の充電電力量は15kW~17kWほどなので、仮に6として16kW充電できた場合、96kmの走行が可能となります。

こう考えると当たり前ですが、リーフの方が一回の充電で走行できる距離は長いのですが、電池温度が上昇して、急速充電が何回もできない問題があります。
しかし、冷却が働いて毎回問題なく充電できるなら、日産サクラの方がリーフより普通に長距離も走れそうです。

コメント

  1. […] 日産サクラ 急速充電時のエアコン冷媒動作について日産サクラで急速充電… […]