ついに中国の電気自動車、BYDのATTO 3 の販売価格が発表されました。
こちらについて記事にしたいと思います。
BYDとは?
BYDは中国のバッテリー製造会社になります。
最初はバッテリー製造会社として主に電気自動車向けのリチウムイオン電池を供給していました。
そのノウハウを蓄積して自社での電気自動車開発も行うようになり、現在グローバルに展開している企業となります。
ATTO 3とは?
ATTO 3(アットスリー)はSUVの電気自動車になります。
世界でもSUVは人気車種になっており、今回まさにこのセグメントで勝負を仕掛けてきました。
日本の電気自動車でSUVを販売しているのは日産アリア、トヨタ bZ4Xになります。
海外車種ではテスラのモデルYやボルボのC40 Rechargeなどになります。
しかし、SUVセグメントは正直プレミアムな価格帯で販売されており、日産アリアでもB6で540万円〜となっています。
今回のATTO 3はなんと440万円からと、かなりインパクトのある攻めた金額設定となっています。
しかも販売は2023年1月31日となっており、デリバリーは最短2023年3月からの予定とこれもスピード感のある設定となっています。
世界情勢的に車の納車が遅れている中で、これだけ下準備をして進めてきたBYDはさすがグローバル企業と言える動きではないでしょうか。
完全に日本を取りにきているのが伺える内容となっています。
スペックについて
カタログ上のスペックしか現在は判明していませんが、それでも相当魅力的な内容となっています。
各種諸元 | |
電池容量 | 58.56kW |
満充電あたりの 航続可能距離 | WLTC 485km |
充電能力 | AC 200V 普通充電 6kW DC 急速充電 85kW V2H対応 |
他にも色々魅力的なところはありますが、電気自動車で一番気になるところはかなり充実している内容となっています。
特に充電回りは相当いい内容で満足できると思います。
後は実際に充電した時にカタログ通りの数値が出るかどうかだと思います。
ヒョンデのIONIQ5はカタログ通りの数値が出ており、満足できる内容のようです。
ATTO 3 は売れるのか?
正直「中国産」というのを除けば、非常にコスパのいい電気自動車なのは間違いありません。
日本で売れるかというと、やはり中国産ということで避ける方は多いと思います。
しかし、今の中国の技術は非常に進歩しており、国産だからという時代ではなくなってきています。
若い世代の方はそういった垣根はなくなりつつありますし、良いと思った製品は売れる時代になってきました。
日本でも試乗や口コミが広がり認知されれば売れる可能性が十分にあります。
後はアフターサポートがどこまでできるかが課題でしょうか。
BYDも日本の企業とタッグを組むようです。
本日の報道発表ではオートバックスとタッグを組む話も出ており、もはや自動車会社だけが車を売る時代ではなくなってきたように思います。
特にテスラはオンライン注文のみという、今までの概念を覆すような売り方です。
これからもどんどん新しい取り組みや方法が生まれてきて、面白い時代になるのではないでしょうか。