いつもお世話になっている充電器アプリのご紹介です。
電気自動車利用者には必須アプリ!
電気自動車を利用されている方には必須アプリと言えるEV Smartのご紹介です。
こちらのアプリはiOS版とAndroid版と両方あり、非常に重宝しています。
また、iPad版でも提供されているので、大きな画面で確認でき視認性も高く使いやすいです。
EV Smartはどんなアプリ?
こちらのアプリは日本全国の普通充電器と急速充電器設置場所を調べることができるアプリとなっています。
具体的な使い方は非常に簡単で、日本地図に各充電器が表示されていますので、そちらをクリックすることで詳細を表示することができます。
こちらは東京駅周辺の充電器の情報です。
こちらは新宿駅周辺の充電器の情報です。
詳細を見るには?
画像に表示されたアイコンをクリックすると充電器の詳細を確認することができます。
アイコンに「24」と表示されているものは、24時間稼働している充電器ということを示しています。
例えば、東京都庁に急速充電器がありまして、こちらをクリックすると上記のような表示されます。
ちなみに都庁の充電器は24時間ではなく、利用できる時間も決まっています。
詳細は以下のように表示されます。
このように都庁では8時〜22時までしか利用ができない場所となっています。
また、充電器の出力も表示されており、都庁の場合は新電元製の90kW充電器で2口利用できます。
なお、近くの高速道路にある充電器として紹介すると代々木PA上りでは以下のように表示されます。
代々木PA上りは30kW出力の急速充電器ということがわかります。
CHAdeMO以外の充電器は?
もちろんCHAdeMO以外の充電器もわかるようになっています。
例えばテスラのスーパーチャージャーも表示されています。
新宿にあるテスラスーパーチャージャーもこの通り表示されます。
なお、テスラのスーパーチャージャーはテスラ車以外利用できませんので、注意しましょう。
更新頻度は?
充電器の設置情報の更新頻度は非常に高く、利用停止になれば地図上からも消えますし、新しく追加された充電器があればかなり早い段階で表示されます。
また、eMP管轄以外の充電器も表示されていますので、いざという時も見つけることができます。
非常に便利だけど1つだけわからない情報
これだけ見ると非常に便利なアプリなのですが、1つだけ欠点があります。
ほとんどの場所になりますが、調べたタイミングで充電器が使用中かどうかを知ることはできません。
※一部充電器は使用しているか表示されるものもあります。
これはeMPの満空情報をEV Smartでは実装されていないためとなり、リアルタイムで使用しているかどうかを知ることができるアプリは今のところ日本では「Nissan Connect」アプリのみとなります。
急速充電器を使用する場合はマナーも大事!
日本ではCHAdeMOを利用する急速充電器の利用の場合はほとんどが30分充電です。
これは次に利用される方のため、30分になる少し前には車へ戻って頂き充電が完了すれば次の利用する方へ譲りましょう。
なお、テスラのスーパーチャージャーは時間の縛りはないものの、充電出力に応じて課金されます。
下記はテスラのHPからの引用です。
テスラの場合は充電時間超過料金というものが設定されており、充電上限に達しても充電プラグをさしたままにすると課金される仕組みとなっています。
これは非常によく考えられているシステムだなと思います。
CHAdeMOの場合はこういったシステムがないため、充電が終了してもプラグをさしたままの車両がいらっしゃいます。
今後はCHAdeMOもこのような仕組みを取り入れて欲しいですね。
上記のような仕組みがあるため、テスラのスーパーチャージャーでは上限前に車両を移動されることが多く、充電器が埋まっていることも少ないようです。
ただ、浜松のスーパーチャージャーのように利用者が多く、ストール数(充電器)が4つしかない場所のため繁忙期は待ちが発生しているようです。
また、浜松スーパーチャージャーはv2のため、ストール2台で共有となっており、片方が充電を始めて、もう片方で充電すると出力が約半分となります。
(浜松は出力120kWなので、両方で充電すると1台あたり60kW〜70kWの出力となります。)
スーパーチャージャーv3ではこちらが解消されており、各ストールが独立しているので最高出力で充電可能となっています。
これからの充電器環境やアプリの利便性
今のところ、ほとんどの充電器はEV Smartのアプリを見ることで見つけることができます。
ただ、充電方法が乱立しているため非常に難解です。
例えば、以前の記事でご紹介したプラゴですが、こちらはプラゴのアプリからしか充電することができません。
つまり、eMP発行の充電カードや日産のZESP2やZESP3のカードでは充電することができません。
ガソリン車のようにどこのガソリンスタンドでも簡単に給油できるものではなく、ある程度リテラシーが求められるのも電気自動車の壁かも知れません。
テスラのようにシンプルな充電ネットワークであればいいのですが、充電ネットワークは日産のような自動車の会社が実施しているわけではなく、完全別の会社であるeMPなどが運営しているためこんな問題が発生してしまいますね。
そういう意味ではテスラは非常に考えられており、充電ネットワークも自前で用意するのは正しい試みなのかも知れません。
何はともあれ、これから充電器はきっと増えてくると思いますので、ぜひアプリを活用して電気自動車をうまく乗りこなしましょう!