梅雨明けも発表されて連日暑い日が続いています。
所用で羽田空港へ行く用事があったので、日産サクラで向かって見ました。
スタート時の充電状況は?
写真は撮っていませんでしたが、57%からでした。
自宅からではなく、出先から羽田空港へ向かうことに・・・
純正ナビの予測では電池残量28%で到着と表示されていました。しかし、外は猛暑ですしエアコンを使うと電池残量はもっと減ると思われます。
筆者は到着時20%は切るのでは?と想定しており、最悪15%前後で到着しても羽田空港の駐車場には急速充電器があるので大丈夫だろうと判断しこのまま経路充電は考えず向かうことにしました。
実は後々この判断でヒヤヒヤすることに・・・
いざ羽田空港へ!
さて、道中は首都高を使っての移動です。
7/29の首都高ですが、混雑するところもなく湾岸線も空いてて快適に移動できました。
エアコンを利用しており、AUTOの23度設定で移動です。
「順調に移動できて何も問題ないなー」と思いながら羽田空港に到着すると電池残量が14%でした。
やはり、エアコンの電気消費が大きく想定してたより残量が少ない・・・
まぁでも急速充電器あるし問題ないと考えていたのですが、なんと駐車場が2時間待ちとのこと・・・
うわー、これは流石に待てないぞ!ということで、同乗者の方を降ろして筆者は近くの充電器を探すことに・・・
近くの充電器は?
電池残量が14%で航続可能距離は20kmほど。
これはそろそろマズイ状況です。流石にレッカーのお世話になりたくありません。
ナビで近くの充電器を探すと、HANEDA INNOVATION CITYがヒット!
羽田空港から約6kmと距離も近い。これは行くしかない!
心の中で近くにあって良かったと思う反面、無事に辿り着けるのか?と疑心暗鬼になりながらの移動です。
HANEDA INNOVATION CITY到着!
なんとかHANEDA INNOVATION CITYに到着しました。
途中ちょっと道が分からず少し遠回りしてしまいましたが、何とか到着です!
Twitter(今はXかな)でつぶやきましたが、下記の通りで電池残量は6%で航続可能距離の表示は「–」となりまして、ヒヤヒヤものでした。
いやー、ほんとに焦りました。
早速充電開始しようと思って急速充電器に行くと・・・
SmartOasisの表示が・・・
そうなんです。ZESP3が使えません・・・
ZESP3カードを読み込ませても未登録カードと出てしまい充電できないのです。
これは困ったぞとなり、SmartOasisのQRコードを読み取りビジター充電するしかないようで、クレジットカード番号などを入力して無事認証完了し、充電がスタートできました。
1回550円/30分でまだ良心的な価格設定です。
充電は完了したものの、次はバッテリー温度の問題が・・・
とりあえず充電できて一安心だったので、HANEDA INNOVATION CITYの中を探索してました。
そろそろ30分だなーと思って、車に戻ってみてみると・・・
まじか・・・
電池残量は70%まで回復したのですが、バッテリー温度が50度を突破。
これはレッドゾーン突入です。
どうやらエアコン冷媒だけでは冷え切らず、追いついていない様子。
これは非常にマズイです。なぜかというとバッテリーの高温は良くありません、劣化を進めてしまう可能性があり避けるべきものなのですが、外気温も35度ですし6%からだと30kWhで充電が長く続いたのでバッテリー温度が上昇してしまったのでしょう。
この後、まだ移動する予定だったので、どうしたもんかと思いながら次の目的地へナビをとりあえずセットし向かうことに。
海ほたるへ
バッテリー温度の上昇は仕方ないですし、ここで考えてもしょうがないので次の目的地へ!
アクアラインをでて木更津方面へ向かうので、途中海ほたるで休憩です。
日陰だし、少しは電池温度も回復すると期待して見ると・・・
うーん、若干下がったかな?という程度。
次の目的地まで航続可能距離的には足りているのですが、この状態で充電したらどうなるのか試してみた結果。
お、意外とちゃんと充電されますね。
これは凄いです。日産リーフなら熱ダレしてしまって、受電電力が下がってしまいまともに充電されないでしょうね。
日産サクラはエアコン冷媒を使った冷却機構が備わっているおかげで、ちゃんと充電できるのが素晴らしいです。
ということで、無事87%まで充電できました。
三井アウトレットパーク木更津へ!
目的地の三井アウトレットパーク木更津へ向かいます。
ここで買い物ついでに普通充電を試してみます。
1時間ほど充電したのですが、91%まで回復しました。
しかもバッテリー温度が33.8度まで下がっています!
これは本当に凄い。日産リーフでは考えられないですし、これなら次の急速充電器で充電しても大丈夫ですね。
ここまで温度が下がれば、この猛暑でも日産サクラで移動しても大丈夫と確信しました。
帰りのルートは館山道〜京葉道路で戻ります
さて、無事買い物も完了したので帰りはアクアラインではなく館山道〜京葉道路で帰ります。
(アクアラインの川崎方面はこの時間から渋滞がすごくなるので、こちらのルートにしました)
想定通り、館山道は混雑している箇所もなく快適に移動できました。
途中テスラのモデルYが通り過ぎて、休憩のため市原SAに寄り道したところモデルYが充電してました。
筆者は三井アウトレットパーク木更津で十分充電してたので、ここでは充電パスして問題ないため、全く気にならずでした。
市原SA到着時は電池残量74%で航続可能距離は103km表示でした。
しかも、電池温度はさらに下がってて、「おー、これはほんとに素晴らしい」と車内で声を上げてしまいました。
ということで、トイレ休憩だけして次の幕張PAを目指します。
幕張PA(上り)に到着!
お腹も空いてきました。幕張PAに到着です。
日産サクラの電池残量を見ると・・・
到着した時の電池残量は54%で航続可能距離は80kmです。
全然問題ないのですが、ZESP3の急速充電回数も残っているので充電してみましょう。ついでに人間である筆者もお腹が空いたので晩御飯です!
普通に充電できてますね。
89%まで回復し、バッテリー温度も40度前後です。
エアコンの冷媒で冷やしているので、これ以上上がらなかったようです。
30分の充電している間にご飯を食べてちょっと休憩すれば、ちょうど充電も終わってたので、無駄な時間を過ごすこともなく有意義でした。
自宅へ
ということで、後は家までそのまま帰ります。
充電残量も十分なので、全く気にならずに帰ることができました。
途中少し渋滞もありましたが、概ね問題はなく到着です!
結構な距離を移動しましたが、楽しい1日でした。
真夏の移動で思ったこと
今回一番思ったことは、勘もありましたが思ったより電池の減りが早いということでした。
やはりエアコンの電気消費は大きく、航続可能距離に影響がでやすいです。暖房よりは電力消費がマシなはずなのですが連日の猛暑でエアコン温度も低くしがちなのと、乗る前エアコンを使ったりすることで普段より電気消費が大きくなりますね。
後は、目的地充電も絶対ではないということを痛感しました。
羽田空港でまさか入庫できないとは想像してなかったので、急遽近くの急速充電器探しになってしまいました。
今回はまだ電池残量があり、かつ近くに急速充電器があって助かりました。
こういったことも考えた上でプランを組まないとダメですねー。恐るべし夏休み。
しかしながら、収穫としては日産サクラのバッテリー冷却機構が優秀ということでした。
日産リーフは空冷しかないので、レッドゾーンに突入すると1日日陰に置かないとかなり辛い状況ですが、日産サクラなら連続充電しても何とかなることが証明できたと思います。
これは移動距離が短い日産サクラでも、ある程度移動はできるという証明になったと思います。
逆に日産リーフは急速充電が多用できないので、日産サクラの方が夏は移動に向いてるかも知れません。
日産リーフでも冷却機構があれば良かったのですが、こればっかりは仕方ないですね。
筆者は日産アリアの納車待ちですが、日産アリアは水冷の冷却機構があるので夏の移動でも安心ですね。
これから電気自動車を選ばれる場合、こういった点も考慮いただくといいかも知れないですね。