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DMMがNACS対応充電器を設置予定

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DMM社がNACS対応充電器を設置していくと発表されました。
いったいどういうことなのか、記事にしてみました。

DMM EV CHARGEとは

DMM社がEV充電器の設置に関して参入することが少し前に発表されました。

DMM、EVインフラ事業に参入 EV充電サービス「DMM EV CHARGE」を開始|プレスリリース|DMM Group
合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長兼CEO:亀山敬司、以下DMM)は、新たに電気自動車(EV)インフラ事業へ参入し、商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等で利用できるEV充電サービス「DMM EV CHARGE」を開始いたしますので、お知らせいたします。

普通充電器を設置負担0円で設置可能ということで、国の補助金などを使いながら展開するようです。

また、普通充電器以外に急速充電器も設置を進めていくようで、50kW〜180kW対応なので期待できそうですね。

DMM EV CHARGE、50kW、120kW、180kWの急速充電器を2024年春より導入!|プレスリリース|DMM Group
​合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長兼CEO:亀山敬司、以下DMM)が提供するEV充電サービス「DMM EV CHARGE」は、2024年春より50kW、120kW、180kWの急速充電器を導入し、従量課金での支払いにも対応いたしますので、お知らせいたします。

なお、充電器の設置企業としては、2023年8月4日時点では以下の企業が発表しています。

 ・サンリオピューロランド
 ・サンリオハーモニーランド
 ・北海道ホテル
 ・マルハン(パチンコ店)

課金体系は?

DMM社専用のアプリを展開するようで、アプリから料金を支払う形式になるようです。

アプリはクレカ決済になるようですが、まだ詳細は発表されていないため不明な部分もあり、他の決済手段もあればいいなと思います。

DMMがNACS対応充電器を発表する意味

DMM EV CHARGE、テスラ方式の充電規格に対応!|プレスリリース|DMM Group
合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長兼CEO:亀山敬司、以下DMM)が提供するEV充電サービス「DMM EV CHARGE」は、2024年よりテスラ方式の充電規格である「NACS」に対応した急速充電器を導入いたしますので、お知らせいたします。

これは非常に大きな意味を持っていまして、今回の着目すべき点は以下になります。

 ・テスラ社以外がNACS向け充電器を設置
 ・高速道路上のSA/PAにNACS対応充電器を設置

テスラ社以外でのNACS充電器の設置

テスラ社以外でNACS対応充電器を設置するのは世界的にみても珍しい出来事です。
テスラはプラグ&チャージ機能を有しており、プラグを差し込めば充電が開始され充電電力量に応じて課金されます。
これは車体とクレカ情報を紐づけてテスラ社側で管理している仕組みがあり、これを使って課金されています。

今回はDMM社の課金システムになるので、このような仕組みは使えずアプリでの課金になるのではないかと推測されます。

そして1社独占扱いではないため、多方面で急速充電器(NACS規格)を設置できるようになると思われます。

高速道路上のSA/PAでの設置

テスラオーナーの方には朗報ではないでしょうか。
今まで高速道路上にある充電器はCHAdeMO規格のみとなり、テスラのスーパーチャージャーに関しては一度高速道路を降りて、最寄りのスーパーチャージャーまで立ち寄る必要がありました。
これが解消されて、高速道路を降りることなく、SA/PAで充電できるので時間効率も良くなると想定されます。
これはCHAdeMO充電を使用しているEVオーナーも歓迎される内容です。
今でも高速道路上の急速充電器の数は少ないので、充電待ちが発生することがあります。
テスラオーナーもCHAdeMO変換アダプターを使えば充電可能のため、SA/PAに急速充電器が1台しかない場合は充電待ちが発生していました。

こういった問題が解消されるなら、Win-Winの関係となり良いことですよね。

今後の充電器設置について

このように多種多様な事業会社から、EVにおける充電器設置の参入が発表されています。
今まではJCN(Japan Charge Network)というeMP前身の会社が充電器設置を進めていました。
ほぼ1社独占状態で実施しており、ZESPカードなど充電カードでの充電が主流でした。

現在では以下のような事業会社が参入している関係で乱立し初めて来ました。

 ・ENEOS Charge Plus
 ・DMM
 ・プラゴ
 ・ENECHANGE
 ・Smart oasis
 ・ENEGATE(エコQ電)

などなど、他にもあるかも?

このような形で日本では事業会社が複数存在する状況です。
EVが以前に比べて車種が増えてきた関係もあり、過渡期に突入した印象を受けます。
海外ではCCS勢とNACS勢に分かれてきた関係もあり日本でも同じような波が来ていますが、NACS採用が広がれば他の充電器規格がどうなっていくか次第ですね。

日本ではCAHdeMO車両がほとんどのため、すぐになくなるわけではありませんがNACSが普及した際、この勢力図が変わる可能性はありそうです。

利用ユーザーとしては?

今は色々な事業会社が参入している過渡期ということもあり、利用ユーザーとしては何を軸にすれば良いか迷うところではあります。
テスラ車を所有されている方はスーパーチャージャーをメインで利用されて、CHAdeMO利用されるケースは少ないと思いますが、このような状況であれば月額0円のサービスを利用するのもありかなと思います。

また頻度が少なければ、ビジター充電も問題はないと思いますが、遠出されたりCHAdeMO使う頻度が多い場合は今月中に ZESP3へ入会するのも1つの方法となります。
 ※2023年9月1日から日産オーナー以外はZESP3へ加入できないため。

筆者もついこの前、羽田空港へ向かった際に羽田空港駐車場で充電することができず、近くのHANEDA INNOVATION CITYで充電しました。こちらはSmart oasisのためZESPカードは利用できず、ビジター利用のため1回550円を支払いました。

これからも様々な充電方法が乱立することになりますので、ユーザーも理解をしなければならないので不便かもしれません。
ガソリンの場合はガソリンスタンドで一律現金で支払えばとりあえずはどうにかなるので、この辺りは急速充電器スタンドで何かしら対応できれば使い勝手が向上するなーと思いました。

例えば支払い方法をクレカ、バーコード決済など多要素に対応できれば一番ですね。

現金は正直回収する方法などを別途確立しないとダメなので、今の急速充電器のシステムを考えると難しいかもしれません。
(急速充電器は24時間365日で稼働しており、無人がほとんどなので)

現金支払いが高齢者の方も多いことを考えると、実はここに参入の余地ありなのかも?

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