少し面白い取り組みをしているセブンイレブンがあったので、お出かけしてみてきました。
環境負荷低減店舗とは?
セブンイレブンの店舗において、CO2排出低減、省エネ、創エネを目指した形となっております。
セブンイレブンのようなコンビニは24時間稼働しており、電気を常に使用しています。
この電気の使用量を抑えたり、創出することを目的としています。
詳細は以下のページで紹介されています。
https://www.sej.co.jp/var/rev0/0007/1886/1236813477.pdf
実際の店舗へ行ってみた
早速実際の店舗へ足を運んでみました。
店舗の屋根と駐車場の一部がカーポートになっており、その上には太陽光パネルが搭載されていました。
また、TOP画像にもありますが、何やら怪しげな白い大きな車?のようなものが並んでました。
裏側に回ってみると??
何やらみたことがある機器が!
どういう仕組み?
大きな白い2台の箱?はバッテリキューブとこちらでは呼ばれているもので三菱のPHEVなどで利用していたバッテリーのリユース品となります。
1台あたり100kWh以上の容量を持っているということで非常に大容量です。
さらにこのバッテリーキューブからニチコン製EV Power Station(V2H)に接続されています。
バッテリーキューブにはCHAdeMO端子が搭載されており、こちらから電気を取り出したり給電することができるとのこと。
つまり、大きな容量を持った蓄電池扱いとなっています。
昼間は太陽光発電でバッテリーキューブに蓄電し、夜間はバッテリーキューブから電気を取り出して電気を使うことでほぼオフグリッドで店舗の電気を賄っているとのこと。
店舗駐車場には急速充電器も
こちらはENEOS Charge Plusの50kWの急速充電器も設置されていました。
ただ、この充電器は通常の電柱から配線されていたので、再エネ電力ではないと思います。
店舗内は?
店舗内も工夫されてまして、ショーケースの上に店舗照明を利用して太陽光パネルが設置されてました。
少しでも電気を稼ぐ工夫がされてて面白かったです。
今後は増えていく?
この実証実験で成果が出れば増える可能性があると思います。
店舗で使用している電気量は結構大きく、昨今の電気代高騰もあり初期投資はあるもののランニングコストを考えると回収できると思います。
太陽光は10年ほどで結構な額が回収できることを考えるとこの取り組みはありだと思います。
ただ、注意しないといけないところは日照時間が長いエリア(特に九州や関東)は効果的ですが、北陸などは日照時間が短いため効果が低い可能性もありそうです。
どこまでセブンイレブンが考慮しているか未知数ですが、今後もこういった取り組みが増えると面白いかも知れませんね。