日産サクラに乗車して2023年4月8日で7000kmを超えました。
電池の劣化状態が気になるので、LeafSpyで計測してみました。
今回もLeafSpyで計測するので、Amazonで購入したOBDIIをご紹介します。
※iPhone用を利用する場合はWi-Fi版をご使用下さい。
Bluetooth用だと接続できない場合があります。
前回の記事はこちら
前回(2023年1月2日)の電池状態は?
前回記事で紹介していますが、2023年1月2日に測定した際の電池劣化具合をみていきましょう。
数値 | 補足 | |
SOH | 96.25% | |
AHr | 55.54% | 19.439kW |
Qc | 84 | 急速充電回数 |
L1/L2 | 28 | 普通充電回数 |
上記が測定結果となります。これだけみてもそこまで劣化していないように見えており、実際運転してても航続可能距離が減少したようには感じませんでした。
今回の測定結果は?
LeafSpy(リーフスパイ)の測定結果画像になります。
数値 | 補足 | |
SOH | 95.10% | |
AHr | 54.87% | 19.204kW |
Qc | 117 | 急速充電回数 |
L1/L2 | 60 | 普通充電回数 |
前回から3000kmも進んでいるため、電池劣化もそこそこでしょうか。
SOHだけでみると「1.15%」の劣化となりました。
総電池容量をみると約200W減少となりました。
これを少ないとみるか多いと見るかは意見が分かれるところだと思いますが、筆者は特段減りが早いとは感じていません。
こちらの理由としては、24kWhリーフの減少率と比べてもそこまで早いとは思われず経年劣化と走行距離からするとこんなもんでは?と思います。
セグ欠けとバッテリー保証
リーフと同じバッテリーマネージメントシステムをおそらく日産サクラも採用しているものと考えられますので、一番最初のセグ欠けはSOHが85%以下に減少した際に起こると考えられます。
現状はまだ時間がかかりそうですが、この減少率から考えると約1年でSOHが7%ほどの減少と仮定した場合、2年と少し経過した頃に最初のセグ欠けが起こるのではないかと予想されます。
ただ、セグ欠けしても日々の航続距離的にはそこまで困っていませんので大丈夫かなと思います。
リーフ24kWhモデルの場合、2セグを欠け始めると距離が走れなくなる感覚がありますので、4年〜5年後が走行距離が少し短くなったなーという印象を受けるのかな?と想像します。
このままだとバッテリー保証は微妙なラインかも知れません。
やっぱり電気自動車は所有が難しい?
これはご使用される方に左右されるので、一概には言えませんが、仮に10年ぐらいで車を買い替えを検討されている場合はさほど気にはならないと思います。
問題はリセールバリューということになるのですが、こればかりは何とも言えないところです。
ただ、40kWhモデルのリーフは初代の24kWhモデルリーフほど価格下落はひどくないものの、やはりガソリン車に比べて下落幅は大きい方です。
電気自動車の場合は補助金もあるので、それまで加味した場合は、そこまでリセールバリューは悪くないかも知れません。
(日産サクラの補助金は車体本体価格の割に55万円の国の補助金と各都道府県や自治体の補助金を合わせると100万円をこえる場合があり、下落してもそこまで大きく開かない可能性があります)
蓄電池とした場合は?
これを考えると相当安いと言えそうです。
電池劣化が進んだとしても15kWh以上の蓄電池は200万円以上が相場価格となりますので、それを考えると安いのではないでしょうか。
もちろん導入には戸建てでV2Hの機器が必要ですが、クリアできればかなりお得だと思います。
停電時にもバックアップとしては非常に優秀なので、そこは魅力的だと思います。
また、昨今の電気代高騰でお財布が厳しいところですが、太陽光と合わせればかなりの節約になりそうです。
筆者も昼間は太陽光で補い、夜間は電気自動車に電気を蓄えています。
充電以外の夜間帯は電気自動車から電気を取り出して家に供給することにより、かなりの電気代節約となりました。
ざっくりではありますが、筆者宅は12月や1月の電気代を通常通り支払っていた場合、2万円〜3万円ほど価格が高くなりました、
(V2Hと太陽光のおかげで2万円〜3万円ほど節約できました。)
これからの運用について
特に気にはしてませんが、今まで通りですね。
日産アリアを注文しましたが、こちらの車がきたらリーフと交換する予定です。
やはり日産サクラは買い物やちょっとしたお出かけには非常に便利な車なので、当分手放す予定はなさそうです。