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リーフ(ZE1)40kW LeafSpy(リーフスパイ)電池劣化は?(2023年5月)

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前回のリーフ40kWhの電池劣化を計測してから3ヶ月ほど経過したので、現在の状況を見てみます。
前回の記事はこちら

今回もLeafSpy(リーフスパイ)を使用して計測していきたいと思います。

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iPhone用はWi-Fi版でしか動作しませんので、ご注意下さい

リーフ(ZE1)の電池劣化状況

前回計測から3ヶ月ほど経過しましたが、正直リーフはほとんど運転しておらず、ここ最近は日産サクラがメインとなっています。
やはり、軽自動車かつ街乗りだと日産サクラの方が何かと便利なんですよね。

前回の計測は2023年2月22日となっています。

リーフスパイの画像は以下となります。

ということで、結果を見ていきましょう。

数値補足
SOH89.69%
AHr103.54%36.239kW
Qc2443急速充電回数
L1/L259普通充電回数
2023年5月21日のLeafSpyの結果

前回計測した結果は以下となります。

数値補足
SOH89.84%
AHr103.71%36.298kW
Qc2240急速充電回数
L1/L258普通充電回数
2023年2月22日のLeafSpyの結果

思ったより劣化具合が少ないように思います。

SOHは 0.15%劣化となり、4ヶ月間の劣化具合より低そうです。
(前回の4ヶ月間でのSOH劣化は0.89%でした。)

注目ポイント

リーフの注目ポイントは以下の2点となります。

「走行距離」「充電回数」実はここをチェックすると面白いものがわかってきます。

まずは走行距離から見ていきましょう。

前回計測時の時は「26,853km」で今回は「27,218km」でした。
何と3ヶ月での走行距離は「365km」しか走っていません。
街乗りが多いとは言え、かなり少ない走行距離です。

しかも、実は4月は走行距離が「0km」だったのです。

Nissan Connectアプリのドライブ履歴

少ないですねー

では、充電回数を見ていくとどうなっているかですが、このような回数です。

前回の急速充電回数「2240回」で今回は「2443回」となりました。
3ヶ月での充電回数は「203回」です

3ヶ月は単純に90日なのですが、1日1回急速充電を使う以上の回数です。

これはV2Hに接続して「開始」で1カウント「終了」で1カウントするため、このような数値となっています。

またでかけた先での急速充電を使ってる場合もあるので、当たり前ですが回数は増えます。

とは言え、ほとんど移動せず自宅での蓄電池化が目立つような動きですねー。
その割に劣化が少ないと感じるのは優秀なのかも知れません。

リーフの活用

上記の通りリーフは移動するための車というより、ほぼ蓄電池のような扱いとなっています。

ここで説明させて頂きたいのは、駐車中の車でも有効活用できている点です。
車の場合、駐車している間は仕事をしていないためもったいないと言われています。
さらに駐車場代もかかる場合もあります。

しかし、リーフのような電気自動車では自宅で駐車している間も働くことができるんですね。
これがガソリン車にはない、もう一つの活用方法になるわけです。
停電した際もリーフから電気を取り出すことができるので、普段通りの生活が可能となります。
今や電気がない生活はかなり不便ですし、夜を安全に明るく照らすことができるのも電気のおかげです。

停電していなくても、リーフを活用することで節電することも可能です。

6月からまた電気料金の値上げが発表されました。通常電気は買電するしかないわけですが、リーフと太陽光などを組み合わせれば、自家消費することにより節電が可能となります。
もしくは、電気のプランによりますが安い時間帯の時にリーフへ充電して、高い電気料金の時間にリーフから電気を取り出すことで節電効果が生まれます。

こういった活用が身近になっていけば、もしかすると火力発電所の数も減らすことができるかも知れません。

つまり環境負荷低減に貢献できるということになります。

今後はもっと節電できる?

筆者は現在日産アリアを注文しており、納車待ちです。
日産アリアはリーフよりも大容量の91kWhモデルを注文していますので、より一層蓄電池としての効果が大きいです。

停電時もリーフ40kWhモデルよりさらに長く電気を使うことができますので、安心度が上がります。

また、電池劣化は絶対に避けられませんが、91kWhもあれば電池劣化してもそこまで顕在化しにくそうです。

このように電池容量の大型化は活用方法の幅が広がります。
今後はVPP(バーチャルパワープラント)のように一つの発電所としてみなせば、発電所の数を減らす貢献もできるかも知れません。

電気自動車が増えれば、CO2の排出量も減るのでそこも大きいかも知れませんね。