時間が経過してしまいましたが、日産アリアNISMOは通常のアリアと何が違うのかという点で、東京オートサロンの日産アリア NISMOブースにいらっしゃった開発責任者の成富さんに話を伺いました。
違いのポイント
通常のアリアと異なる点を並べていきます。
・リアスポイラーがNISMO専用
・ドアアンダーフィニッシャーがNISMO専用
・オーバーフェンダーがNISMO専用
元々上記はNISMO専用と公式ページでもあるのですが、何が専用なのか下記に説明致します。
リアスポイラー
専用設計になっており、ロックボルトを使って固定する形となっています。
そのため、通常のアリアで完全に固定して取り付けようとすると穴を開ける必要があり難しいとのこと。
取り付け自体は両面テープでも可能ですが、取れる可能性もあるため推奨しないそうです。
日産アリアNISMOはこれを考慮した形で、ロックボルトで締めることができるようにボディに穴が空いてる構造になっているそうです。
ドアアンダーフィニッシャー
実は通常のアリアよりドアアンダー部分が大きくなっており、さらにオーバーフェンダーと同じ塗装になっているそうです。
そのため、通常アリアに取り付けることはできずNISMO専用設計となっているそうです。
これもNISMOだからこそできるパーツの塗装と造形だと思います。
オーバーフェンダー
これもドアアンダーと一体の塗装となっており、NISMO専用となってます。
この塗装が大変だったそうで、何度もトライ&エラーを繰り返して対応できたそうです。
NISMOにする意義
最近の日産車はNISMOシリーズをたくさん出していますが、棲み分けはあるそうで、エクストレイルはオーテックのみでNISMOは現在ありません。
成富さんに聞いたところ、日産アリアは動力もさることながら、電気自動車としてNISMO化することでスポーティな愉しみを味わってほしいとのことでした。
こういったスポーツとは違った、走りの愉しみに重きを置いたのがNISMO
これからの電気自動車
日産のプレスリリースで海外ではリーフの後継とも言われているN7の発表があり、今後電気自動車が増えてくると思います。
今の日産の危機経営から脱出するにも新車種は用意する必要があり、販売台数を伸ばすことで解消するしかないと思います。
ホンダとの経営統合を再検討するというニュースも出ていますが、まずは良い車をたくさん出して、日産ブランドを高めていくことが大事ではないでしょうか。